第1回 「ホームパーティー推進委員会 総会」を開催しました!
2022年12月14日、ホームパーティー推進委員会の第1回総会を開催しました。
約4年前に立ち上げた当委員会は、コロナ禍ということもあり本格始動がままならなかった状況の中、少しずつ賛同していただける企業・団体・個人の皆さんが増え、現在は賛同パートナー数が100を超える程になりました。
今回の初総会では、その中から約50名の賛同パートナーがお集まりいただき、トークセッションや賛同パートナー同士のアイデアソン、交流会など、ホームパーティーを推進するための親睦を深めていきました。
目次
★ホームパーティーの可能性を広げるために
会場となったのは、賛同パートナーでもある株式会社オカムラさんが運営する共創空間「Open Innovation Biotope “bee”」。
さまざまな共創イベントが行われるこの場所には、家電メーカーやインテリアコーディネーター、料理教室、クラフトビールの醸造所、ガス機器メーカー、塗料メーカーなど、通常では集まることがないような業種や競合他社の企業同士も、「ホームパーティーの可能性を広げる」という目的のために集結していただきました。
まずはじめに、代表理事である友安製作所の友安啓則(Boss)から「ホームパーティー推進委員会の目的と今度の展望について」お話させていただきました。
その内容を下記にまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
【当委員会の目的】
「ホームパーティーを日本の文化にする!」
【立ち上げ理由】
①ホームパーティーを通じて、さまざまな業界を活性化させたい。
家に人を招くホームパーティーは、「家をオシャレにしたい」「家をキレイにしたい」というニーズにつながります。また、パーティーをすることで、ゲームや美味しい食べ物、飲み物も必要になる、新しい家電もほしくなる。そういった多種多様な業界が一緒になって行動することができるのが、ホームパーティーです。
②人と人とのリアルなつながりを演出したい。
特にこの3年のコロナ禍は、オンラインでのつながりはできても、対面でつながることができませんでした。そこで一層、“人と人がリアルに会うことの価値”が高まっています。
当委員会は、ホームパーティーを通じて人と人のつながりを演出していきたいと思います。
【私たちの考えるホームパーティーとは?】
ホームパーティーとは、「人」をメインに考えたもの。
自宅だけこだわらず、職場や 自分のアジトのといった自分が日常過ごす場所を人と共有すること。
その特別な時間に、特別な価値があると考えています。
★近畿大学とのコラボでホームパーティーを発信
ホームパーティー推進委員会は、近畿大学の山縣ゼミの学生ともコラボ企画を進行しています。今回の総会では、そのゼミ生の皆さんにもご参加いただき、活動報告をしていただきました。
山縣ゼミの活動は、企業発展を実現するために、実際に企業とプロジェクトを行い、課題解決のアプローチについて考える『価値創造プロジェクト』と題した活動です。
その中で当委員会とのコラボでは、ホームパーティーの魅力や楽しさを伝えるために、主にSNSで情報を発信を行っていただきました。手軽で真似したくなるようなホームパーティーをカラフルな写真と共に発信していただき、フォロワー増加にも貢献してくださいました。
また、「ポットラックパーティー」をテーマにしたPR動画も作成していただき、当日の会場でもその映像を公開してくれました。
今後も、学生目線からホームパーティーの魅力をより多くの方に発信していただきたいと考えています。
★トークセッション「企業間共創におけるホームパーティーの可能性」
今回の総会では、「企業間共創におけるホームパーティーの可能性」と題し、トークセッションも開催しました。
登壇いただいたのは写真左からこちらの5人の皆様。
●RoomClip 代表取締役社長・高重正彦さん
●オカムラWORK MILL コミュニティマネージャー・岡本栄理さん
●マクアケ 代表取締役社長・中山亮太郎さん
●インテリアコーディネーター・荒井詩万さん
●友安製作所 代表取締役社長・友安啓則(BOSS)
トークセッションのポイント①「ホームパーティーを広げるためには?」
さまざまな業界を代表するパネリストの皆さんに、「今後ホームパーティーを広めていくためには、どうすれば良いのか?」この活動の可能性が広がるようなアイデアを発信していただきました。
◎ハードルの高いホームパーティーではなく、気軽なホームパーティーを提案していく。自分のアジトに気軽に人を招いて、その時間を楽しむという「広義のホームパーティー」を広げていくことが大切なのでは。
◎「おもてなしする」というハードルは、持ち寄り制のホームパーティーの認識を広めることで、一気にハードルが下がり気軽になる。
◎家飲みのような気軽なものでもホームパーティーになるという事例をどんどん発信していく。それによって、段階的にインテリアや家電などにもこだわるようなホームパーティーにつながるのでは?
◎コロナ禍で需要が伸びたのがレンタルスペースでのパーティー。自宅に招くことに抵抗があっても、「家じゃなくてもホームパーティーになる」という認識につながる。
◎さまざまな企業で共創空間をつくっているが、コロナ禍ということもあり、持て余しているところが多い。そこを「会社でのホームパーティー」として当委員会が提案していく。
◎「○○だったらホームパーティー」という紐づけを発信していく。例えば「たこ焼きだったらホームパーティー」「誕生日会ならホームパーティー」といったふうに発信していくことで、ホームパーティーが身近なものになっていく。
トークセッションのポイント②「ホームパーティーの可能性について」
トークセッションでは、下記のようにホームパーティーの価値や期待されることといったホームパーティーの隠れた魅力についても、パネリストの皆さんからお伺いすることができました。
◎お店で美味しいものをというよりも、親しい友人と一緒にゆっくりと語り合える家などの空間でのホームパーティーに価値を感じる人が多くなってきた。
◎欧米では、家に招待することで自分や自分の家族のことを知ってもらう「自己開示」が重要視されている。ビジネスの場でも仕事相手をホームパーティーに招待することで距離を縮め、信頼関係が生まれる。
◎これからの社会で、自分なりに自分の好きなものを追求して表現することが重要となってくる。それにつながるのが、自分の好きな空間をオープンにするホームパーティーではないか。
◎ホームパーティーは、働く場やビジネスの場で人と人を結びつける大切な概念。コロナ禍の今だからこそ重要性が増してきた。
人と人が集い、楽しく過ごすことはもちろん、ホームパーティーにはこれからの社会に必要な要素が詰まっていることも再認識することができました。
★賛同パートナー同士でアイデアソン「ホームパーティーを日本の文化に!」
ご参加いただいた賛同パートナーさんとトークセッションのパネリストの皆さん全員で7つのテーブルに分かれ、「ホームパーティーを日本の文化にする」ためのアイデアソンを実施しました。
まず、ホームパーティーの特徴にもつながる「自己表現」「自己開示」として、グループごとに1人ずつ自己紹介を兼ねたトークを行いました。テーマは、24時間以内にあった嬉しいことや楽しいこと。
1人1分以内で伝え、次のアイデアソンにつながるコミュニケーションを深めていきました。
各テーブルには、多種多様な業種の賛同パートナーさんが集まっています。
その多様性を活かし、アイデアソンでは「ワクワクするホームパーティー!」を考えていただきました。
各テーブルで、皆さんざっくばらんにアイデアを出していただき、この時間自体も“ワクワク”するようなアイデアソンになったのではないでしょうか。
各テーブルで考えていただいたホームパーティーのアイデアとしては、例えば下記のようなアイデアがありました。
◎家庭用の調理器具メーカーやガス機器メーカーがそろったグループでは、これを活かして食材や料理のテーマを設け、それぞれ持参した食材に関連したゲームを行うホームパーティー。
◎ボードゲーム店や塗料メーカー、クラウドファンディングの運営会社、大学生などがそろったグループでは、お絵描き系ボードゲームのパーティーを考案。家の壁を使ってお絵描きし、それをゲーム実況のように中継するというもの。
◎不動産会社やカフェ、インテリア系、書道家、農園、調理家電メーカーなどが集まったグループは、長期体験型ホームパーティーを企画。パーティーの食材を自分たちで育てるなど、長期にわたってメンバーがかかわる内容です。
◎壁紙貼りDIYをテーマとしたホームパーティーの企画は、輸入壁紙を扱う企業と壁紙を貼る施工道具を扱う企業がそろったグループ。さらに、クラフトビール醸造所やワイン専門店が飲み物を用意し、お餅を扱う企業が主体で餅つき体験も考案していただきました。
他にも、会社の広い敷地を活かしてキッチンカーを呼ぶマルシェのようなホームパーティー。まずは、空間から造り上げるというこだわりのホームパーティー。さらには、「ワクワク」とは何か?から考え、そのために必要なメンバーのフラットな関係性づくりから行うというグループなど、それぞれの個性を活かしたユニークなアイデアが発信されました。
★Let’s home party!
今回の総会には、関西だけでなく東京など遠方から参加していただいた賛同パートナーさんもおられ、本当にバラエティに富んだメンバーがご参加くださいました。
そして、皆さんそれぞれがホームパーティーについて考え、アイデアを出し合うことで、自己開示や自己表現、コミュニケーションにもつながったのではないでしょうか。
つまり、この「総会自体がホームパーティー!」であり、ホームパーティーがテーマだからこそ集まったメンバーだと言えます。
今後も、賛同パートナーの皆さんと共に、「ホームパーティーを日本文化にする」ためのさまざまな取り組みを行っていきます。
賛同パートナーも個人・企業・団体問わず随時募集中ですので、興味のある方は、ぜひご参加ください。
皆さん、Let’s home party !