美味しいコーヒーを淹れる方法

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ホームパーティーでは主催者(ホスト)が、盛大にもてなしてくれます。お酒やソフトドリンクなどで乾杯して、食事やデザートなどを楽しんだ後は、食後の一杯が欲しくなるのではないでしょうか?

そこで今回は、美味しいコーヒーの淹れ方を解説します。合わせて、コーヒー豆の挽き方の種類やランクなどもご紹介したいと思います。

コーヒーを淹れる前に覚えよう

ここでは、コーヒー豆の挽き方の違いやランクなどをご紹介します。

コーヒー豆の挽き方の違い

コーヒー豆の挽き方は4種類あり、各挽き具合で用途も味も変わります。

―極細挽き
挽いた感じは上白糖のような細かさです。エスプレッソやイブリック(トルココーヒー)向きで、苦味が強いです。
―細挽き
上白糖とグラニュー糖の間ぐらいの細かさです。水出汁コーヒー(ウォータードリップ)向きです。苦味とコクが強く、酸味は少ないです。
―中細挽き
グラニュー糖より少し大きめな感じです。一般的ににご家庭で使用されているのはこのタイプです。スッキリとしており、酸味があります。
―粗挽き
ザラメぐらいの大きさで、パーコレーター向きです。お湯の通過は早く、成分の抽出は遅めなので、粉の量を多めにして、美味しい成分を引き出す感じです。苦味が少ない分、酸味が強いです。

コーヒー豆にもランクがある

和牛などにもランクがあるように、コーヒー豆にもあります。この制度は、SCAA協会に認定された審査員により順位が決まります。

評価基準としては、豆の品種や農園が特定できることや、栽培方法や精製をしっかり管理している、香味がよく産地特有の個性を感じられるなどです。

ランクは100点満点中何点かで決まります。
80点以上がスペシャリティコーヒー
70~79点がプレミアムコーヒー
60~69点がコモデティコーヒー
以下は、ローグレードコーヒー

生産国産消費用コーヒーと分かれています。

※SCAA協会(アメリカスペシャリティコーヒー協会)とは、1982年に教育と情報交換を通じ、素晴らしいコーヒーを育成することを目的に、設立された団体です。この組織がスペシャリティコーヒー開発や促進のために、様々な活動を行っています。

日本においては2003年にSCAJ(日本スペシャリティコーヒー協会)が新設立されました。

おいしいコーヒーを淹れよう

ここでは、美味しいコーヒーの淹れ方の手順をご説明します。まずは道具をそろえましょう。コーヒーカップはあらかじめ、湯銭などで温めておきましょう。

【用意するもの】
・ドリッパー
・ペーパーフィルター
・サーバー
・ドリップポット
・豆(1杯10~12g)
・お湯(10gに対し140ml程度)

手順

サーバーの上に置いたドリッパーに、接着部分を折り曲げたペーパーフィルターをセットし、お湯で軽く紙を湿らせます。

※湿らせる理由として、実際にドリップした際に、抽出されたコーヒーから水分を吸収してしまうため、あらかじめ濡らすのです。

豆は1杯あたり約10~12gが目安です。投入したら軽く叩き平らにしましょう。

お湯は83度がおすすめです。まず、ドリップポットの細口を温めるため、少しだけお湯を流し捨ててください。そして、中心に「のの字」を描くように約30mlそそぎます。

※お湯の量は豆10gに対して140ml必要です。

最初にいれたお湯が落ちきったら、残りの分を淹れていきます。このときも、のの字を描くように注いでください。

※ポイント お湯を注ぐ際は、手で回そうとするとまんべんなくお湯を淹れることができません。まずは軸脚を決めて腰で回すようにしましょう。そうするとブレれることがありません。

全てのお湯を注いだら、抽出されたコーヒーが落ちきる寸前に、サーバーからドリッパーを外します。こうすることで、中心にできたあくが中に入ることがありません。あくは苦味とえぐみがあるので、入れない方が美味しくできます。

コーヒーは最初と最後では濃さに差があります。なので、サーバーを回して味をなじませてから、カップに注ぎましょう。これで完成です。

こだわると奥が深い

お湯の温度にこだわると、また違った味わいが楽しめます。83度ではさっぱり、酸味の味わい、84~5度だとスタンダード、88度は濃いめが好きな方におすすめです。

さらに、ステンレスフィルターを使用すると、ペーパーで吸収されてしまう、コーヒー豆の油分を全て抽出することができるので、よりコクや香りを楽しめるコーヒーが完成します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?普段何気なく飲んでいるコーヒーも一歩踏み出せば
奥が深いものだということが、分かっていただけたかと思います。

コーヒーカップの扱い方から淹れ方まで、全てをご覧になっていただけたかと思います。

今回の記事を参考においしいコーヒをぜひ、淹れてみてください。また、少しずつなれたら、コーヒー豆の種類や産地のほか挽き方にも、ぜひ、こだわってみてください。

 

この記事を書いた人


ホームパーティー推進委員会編集部
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